私がピアノを習い始めたのは、年長か小1かそれくらいでした。
まず、ピアノを買ってから習いに行ったんじゃないかなぁ、と思います。ほとんど覚えてないけど、昔は「体験」なんて便利なの、あったかなぁ?なかったような。
当時覚えているのは、私が食卓で指でピアノを弾く真似をずっとしてたら、ある日突然ピアノがやってきた、的な感じです。
裕福な家庭ではなかったから、食卓でピアノを弾く真似をしただけで、こんな高価な「新品の」ピアノがやってくるなんて!めちゃくちゃ衝撃でした。
新品のピアノのあの匂い。応接間に置かれた、真っ黒のアップライトピアノ。
近所では、ほぼすべての女の子がピアノを習ってた。
ふみちゃんも、あきちゃんも、ちーちゃんも、さおりちゃんも、きょうこちゃんも。
夕方になるとピアノの練習が聞こえてきてた。(私が外で遊んでるときも(笑))
先生は家から電信柱2本分向こうの江見先生。(旧姓)
会いたいなぁ・・・・
会ってお礼を言いたいです。
かくして私のピアノ人生の始まりです。
高価なピアノを買ってもらった私は、「絶対やめられない」という呪縛にさいなまれます・・・・
つづく
麻宮 紫おん
MOVIE7
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