パソコンの操作をしていると、自分が処理したことのいくつも前にさかのぼってやり直すことができます。
そういう「やり直し」ボタン、「もとに戻る」ボタンがあります。
スマホで間違って送ってしまったラインのメッセージも「送信取り消し」ができたりします。
今はそれが当たり前になってしまって、「やり直せる環境」にどっぷり浸かってしまってるなぁ・・・と感じたのが自分が参加したピアノの発表会でした。
舞台モノはやり直しが効きません。
失敗してもそのまま時間は流れていきます。
ダンスやバレエの発表会だったら音楽はそのまま流れていきます。
オーケストラや吹奏楽だったら、団体だから大丈夫?だけど自分に嘘はつけませんね。
以前に、取引先のピアノの先生と一緒にインスタ用の動画を撮って、私がしゃべりをミスしたので、「先生もう一回!」といったら、「だめだめ、なんでも一発勝負!音楽の世界は厳しいんだから」とおっしゃいました。
あぁ、先生はこういう世界で生きていらっしゃるんだなぁ、と思いました。
そう、本番の演奏でやり直しは効かないからです。
私はリールの撮りなおしは何べんもやりますので・・・・
「本番」が常日頃ある人と、私のように「やり直しができる環境」に居る人、いざ!という時に差が出てくるような気がします。
普通の生活をしていては、そうそう大きな「本番」ってありません。
自分から求めなくては。
麻宮 紫おん
MOVIE7
株式会社セイシェル
〒530-0046 大阪市北区菅原町9-16天神橋R&Tビル8F