ただいまピアノの発表会のビデオ編集を進めています。
大人の方の演奏を見ていると、指が震えてる??
最初はカメラがブレてるのかなと思ってヒヤっとしましたが、もちろんピアノは揺れてないし、指だけが震えてるのでした。
指が震える感覚、分かる・・・・
自分も昨年経験したので分かったのですが、ピアノを舞台で演奏するというのは、生半可なことではありません・・・
緊張度合いが人生マックスでした。
まず指がいうことをききません。機能が60%くらいに落ちます。
また、目がやられます。
舞台の光の影響かもしれませんが、白鍵と黒鍵の区別が分からないくらいになります。
そして、この地球に自分一人、というくらいの孤独感を感じます。
誰も助けてくれない、的な。
家で出来ていたことが絶対にできません。あれだけ弾いてきたのに音も忘れます。
必然的に止まりますし、弾きなおしますし、この場から立ち去りたい気持ちになります。
途中から、この心理的ジェットコースターに少し慣れてきて、自分を鼓舞します。
油断するな、と戒めます。
後半はほんのちょっとだけ気持ちの良い、弾けてる感も感じます。
そして最後の音は、こんな感じで弾こうと常々計画していたパフォーマンスも全く忘れて弾き終えます。
でもお辞儀をするころには、先ほどの悪夢のようなことは全く忘れて、この上ない達成感に包まれます。
逃げ出さずに乗り切った達成感です。
そしてその直後には、再びこの達成感を味わうために、「またココに立ちたい!」と再来を誓います。
演奏しながら指が震えているのをみて、思いました。
あ、最後に宣伝。
鍵盤タッチまで素晴らしい画質でお届けしております<m(__)m>
麻宮 紫おん