息子の話で恐縮ですが。
小3の息子がピアノ歴3年目で2回目の発表会に出演しました。7月の話です。
曲名はオッフェンバックの「天国と地獄」
本当は5月開催だった発表会が開催10日前に緊急事態宣言の関係で2か月延期になりました。
もう完成間近だったので、このまま2か月も同じ曲を弾き続けるのはモチベーションが続かないだろうということで、先生がアレンジして曲の長さを2倍にしてくださいました。
これまで遅々として練習が進まなかったのですが、新しく追加になった部分が性に合ったのか、息子にしてはすごく頑張れて上出来!というところまで来て2週間前のリハーサル。
お教室でのリハーサルでは、いつもの講師ではないオーナーが担当されて、久々に息子のを聴いてわざわざお褒めのラインをくださったくらい上達してたんですね。
まぁオーナーに褒められたくらいなんで、発表会も緊張はするものの、上手くやってくれるだろう!と信じてました。
ところが!!!
名前が呼ばれて舞台でお辞儀。
担当の先生が足台の高さの変更に来てくださり、調整。
さぁ第一音!って時に、息子は1オクターブ上で弾いてしまったんですね。
面食らったのは本人、そしてさきほどの担当講師が踵をかえして舞台に戻り、息子の手を正しい位置においてくれました。
そしてあらためて・・・
となるところが、もう5回も6回も最初の1小節を弾きなおして・・・・
どうなることかと思いましたが7回目くらいでやっと軌道にのった?みたいで最後まで弾くことができました。
あぁ・・・・
あんなに褒められてたのに。こんなこともあるんやなぁ・・・と。
息子に聞きました。
「なんで(1オクターブ)上で弾いたん?」
息子:「だってな、ピアノが黄色くてきたなかってんもん」
あぁ・・・息子は真っ白の鍵盤しか見たことがなかった。聞くとスタンウェイのそのピアノの鍵盤は象牙でできていてちょっと黄色みがかかってた。
そんないいピアノを見たことがなかったから面食らったんやな。
これも経験、と思って次回のリベンジを誓いました。
私「1オクターブ上で弾いたときどうおもたん?」
息子「人生終わり」
終わらんよ、まだまだこれからや(笑)
発表会には魔物がいるなぁ、というお話でした。
麻宮紫おん